2017年2月16日木曜日

子ども用ハーネス(迷子ひも)、見かけないのはなぜ

2月になりました。オランダも、まだまだ寒い日が多いですが、少しずつ明るくなり、少し暖かさを感じることもあります。晴れた日には、冬の間誰もいなかった公園で遊ぶ子どもたちを見かけるようになりました。

小さい子どもとのお出かけ、ベビーカーはどこでもよく見かけますが、子ども用ハーネス(迷子ひも)を使っている人は、日本でも海外でも、私が住んでいる辺りではあまり見ることがありません。

「ペットみたいに子どもをつなぐなんて、かわいそう。」
そんなふうに考える人が多いのかな、とも思います。私も同じように思っていましたが、あるきっかけで考え方が変わりました。そのことを記事に書かせていただきました。

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気になる子ども用ハーネス(迷子ひも)、使ってみてどうだった?

時々見かけます。自分で歩けるようになった1歳、2歳ぐらいの子。ベビーカーに乗るのが嫌で、自分で歩きたがるし、手をつなぎたがらない。とにかく元気で、歩いているというより、むしろいつも走っている子。

ちょうど、大人が話していることを理解できるか、微妙な年頃なので、いつも言って聞かせたとしても、なかなか子どもはわかってくれない。子ども自身も言葉で自分の気持ちを表現できないので、もどかしさのあまり、かんしゃくを起こしてしまうことも。

こんな子に子ども用ハーネスを使ったら、安心して歩けるのではないかと思うのですが、親として使うことを躊躇する気持ちもわかります。あまり見かけないので子ども用ハーネスをつけている子がいたら、ちょっと目立ってしまうかもしれません。ハーネスで子どもが転んでしまっては意味がないので、使い方にも注意が必要です。必要な時期は短いと思いますし、全く必要としない子もいます。

もっと外が安全だったらいいのになぁ、と思いますが、車や自転車、他の歩行者が全くいない所だけを歩くのは無理ですし、少しずつ車も通る危ない場所も安全に歩けるように慣れていかなくてはなりません。

私は、親子で外に出かけるのが楽しくなくなってしまうのが、何よりよくないことだと思います。ベビーカーでも、ハーネスでも、バランスバイクでも三輪車でも、子どもや親だけでなく、周りの人の気遣いも必要だと思います。


野口由美子

2017年2月6日月曜日

『InRed (インレッド)』 3月号に掲載

当ブログに訪問いただきありがとうございます。
今日は雑誌掲載のお知らせです。

宝島社が発行する30代女性向けのファッション誌 『InRed(インレッド)』の2017年3月号(2月7日発売)にコラムを掲載していただきました。「KID’S STYLE InRed petit」の「INTERNATIONAL TOPIC」という小さなコラムで、オランダのライフスタイルを紹介しています。

いつものブログ記事では文章が中心ですが、今回は写真がメインとなっています。ブログとは違う雰囲気となっていますので、こちらもご覧いただけるとうれしいです。

このコラムでは、オランダの冬の風物詩、アイススケートを紹介しています。私の子どもたちも自分のスケート靴を持っているくらい、スケートが大好きです。




運河でスケートができることは、昔より少なくなったようですが、大人も子どももみんな冬になると、運河が凍らないかな、と楽しみに待っています。夫の職場では、数年前にオフィスの前の運河が凍った時、社内でスケート大会をしたそうで、なんだかのんびりしているなぁ、と思う反面、大人も無邪気になれるところがうらやましくもあります。

寒い、天気が悪い、暗い、と憂鬱になってしまいがちな冬なのですが、大人も子どもも身近に楽しみを見つける、そんなライフスタイルに共感していただけたらうれしいです。

ちなみに、我が家のファッショニスタ(?)の娘と彼女の友達が紙面を飾っています!

これからも、いろいろなご縁を大切にしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。


野口由美子



2017年2月2日木曜日

子どもにイライラしてしまう、怒鳴ってしまう。いつものことにちょっとした変化。

朝起きてから、夜眠るまで、子どもがいると、とにかく慌ただしい毎日。

朝ご飯を作って、食べさせて、身支度させて、保育園や幼稚園に連れて行ったり、学校に行かせたり。夕方もまた、食事を作って食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて。朝も夜も、j時間に
間に合うよう何とかしなくては、と私も慌ただしく過ごしています。

なのに、全くのんびりしている子どもたち。しまいにはきょうだいでケンカを始められた日には、私のイライラも最高潮。


そこで怒る私。大きな声を出して怒鳴りつけると、あれもこれも言わなくては、と止まらなくなるのです。子どもたちにちゃんと時間を守って行動してもらうため、こんなことを繰り返すのは仕方がないかも。


でも、それで本当にいいのだろうか、ふと考えたことがあります。いつも同じように繰り返しているということは、子どもにこんな怒り方をしても効果がないのでは?

その時私が思い出したことを、記事に書かせていただきました。ご覧いただけるとうれしいです。


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子どもとの食事にイライラ、怒鳴ってしまう私が思い出したこと

この記事に登場する私の友人は、名前で呼ばれることをとても嫌がっていました。いつもみんなに

「私のことは本当の名前でなくて、ニックネームで呼んで。」
と言っていました。
「本当の名前をフルネームで呼ばれると、自分が子どもの時に両親に叱られたことを思い出しちゃうから。叱る時はいつもフルネームで私のことを呼んだの!だから今になっても叱られているような気分になる。」

子どもに対して、いきなり大声で怒鳴るのではなく、子どもの名前を呼んでから一呼吸、という彼女の落ち着いた接し方は、彼女のご両親から受け継いだものなのかもしれません。大人になってからも思い出してしまうくらい、ということは、かなり毅然とした𠮟り方だったのかもしれません。叱る時は感情に身を任せる時ではないな、と反省しつつ、大きな声を張り上げない方が気持ちは楽な気がします。


大きな声で怒鳴って怒らないように、と心がけて3年経ちますが、むしろ今の方が「ママは本当は怒ると怖い」と子どもには思われているようです。パパにこっそり話していました。


野口由美子

2017年1月27日金曜日

算数が苦手、できない子。実は親の問題?

自分の子どもが海外の小学校に通うようになり、日本の教育との違いを日々感じていますが、算数については、日本の算数はレベルが高い、と実感しています。国際比較でも、日本は大抵理科と算数の順位が高いですが、親が見ていても、日本の算数は徹底していると思います。

掛け算の九九、暗唱できなくてもいい?

たとえば、日本だったら、小学2年の8歳で習う掛け算。イギリスのカリキュラムでは、5歳から授業で扱われます。早期教育のようですが、到達度はだいぶ違います。

最初の5歳の学年では「2, 4, 6, 8…」や「10, 20, 30, 40…」と数を数える形で習います。次の学年で、掛け算の式の書き方やその意味の理解に重点が置かれ、さらに次の年では9の段まで掛け算を暗唱する練習をします。しかし、ここで完璧に暗唱することは求められません。全部覚えられなくても、忘れてしまっても、翌年にもう一度習います。結局8歳になっても九九を暗唱できない子は結構いるみたいです。という具合に学習の進め方が違います。さらに、基本的な計算力を身につけるということよりも、概念を理解することに重点を置かれているので、ゴールも違います。

掛け算の九九くらいは暗唱できないと日常生活でも困るでしょ、と考える私のような日本人にとって、この算数は物足りないものです。

そんな感じなので、学校で開かれた保護者向け算数のワークショップには、特に何の期待もなく、何となく参加していました。でも、意外な発見がありました。


算数ができるか、よりも

「皆さんは算数が好きですか。」
ワークショップが始まり、最初に先生が私たちに聞きました。

「嫌いな人は?」

すかさず手を挙げる正直な私。私と同じように嫌いな人は多いだろうと思って、周りを見渡したのですが、手を挙げる人はまばら。

「では、好きな人は?」

多くの人の手が挙がりました。私は算数も数学も苦手で、昔から嫌いな教科なのですが、これには、内心驚きました。

1つの答えよりも、大切なことは

ワークショップの中盤で、参加者にそれぞれ小さいホワイトボードが手渡されました。先生は3つの計算問題を出しました。

1) 84+27=
2) 150-74=
3) 7x12=

「この計算をやってみましょう。」

私はそろばんも得意ではありませんが、頭の中で計算して答えをホワイトボードに書きました。書き終わってから、周りを見回してみました。多くの人たちは、まだ終わっていません。式を写したり、ひっ算の式を書いたりしています。あまり計算が得意でない人が多いようでした。でも、そんな人たちでも算数は好きなんだ、と私には新鮮なことに感じられました。

しばらくして、先生が再び話し始めました。

「今、皆さんはどうやって計算しましたか。計算の考え方を子どもと共有するとしたら、どうやって説明しますか。最初の足し算の問題だったら、十の位と一の位を分けて計算することもできますね。ひっ算を書いてみることもできますね。1つの答えを出すことよりも、いろいろなアイディアを共有してみてほしいと思います。」

先生から親へのアドバイス

子どもが算数を嫌いにならないために、どうしたらいいのか。最後に先生からこんなアドバイスがありました。

「子どもにとっては親がお手本です。最初、私は皆さんに算数が好きかどうかを聞きました。親がどう思っているのかということが、子どもに大きな影響を与えます。大人がまず日常生活の中で算数を楽しむモデルとなってください。難しい計算問題を解くことだけが算数ではありません。買い物や料理、工作や音楽も、算数の要素がたくさんあります。狭く考えないで、幅広く捉えてみてください。」

ママ、掛け算のやり方いくつ知っている?

ある日、上の子がこんな計算を書きながら、私に大きい数の掛け算のやり方を教えてくれました。



授業で掛け算の計算方法をいろいろ習ってきたそうで、嬉しそうに披露していました。

「このやり方もあるし、こっちの違うやり方もある。どれでも答えが出るよね。ママ、面白くない?」

問題に正解するのがうれしい、というところに算数の楽しさがあると思っていたのですが、息子はそれ以前のところで楽しさを見つけていました。私も算数が好きにならないといけないな、と反省してます。


野口由美子

2017年1月19日木曜日

最近ちょっと驚いたこと。子どもの担任の先生はLGBT

厳しいと評判の先生

息子の担任の先生は、子どもたちの間で厳しいと評判で、その先生が自分の担任になると聞いた時、息子はかなりがっかりしていました。友達にも、
「大変だね。悪いことをするとすぐ遊ぶ時間をなくされちゃうから、気をつけなよ。」
と同情されていたくらい、評判の先生です。

子どもが通う小学校は、女性の先生が圧倒的に多いのですが、その先生は男性で、年齢は40代半ば、赤毛のひげを生やし、がっちりとした体格で、怒る時の低く落ち着いた声が怖いそうです。

授業中、勝手なおしゃべりをやめないでいると、机といすから離れて教室の後ろに連れて行かれ、一人隔離されてしまうそうです。他の先生だったら、おしゃべりの相手と離されて席を変えられるくらいなのに、というような感じだそうです。宿題を忘れた時に自分から申告しないと、減点、聞いていることにちゃんと返事をしないと、減点。細かいところにもよく目が行き届く先生のようです。


先生がお休みすることに

ある日、学校からこの担任の先生がお休みする連絡がありました。
「先生は、パートナーの○○さんと結婚することになったので、休暇を取ります。」

私はパートナーの名前のところを何度も読み返してしまいました。典型的なオランダ人男性の名前です。

「今度の担任の先生、怖いって言うけれど、それくらいの方が子どもにはいいかなって思った。でも、男性なのに、細かいところまで目が行き届いて女性らしい先生じゃない? 前に担任だった女の先生の方が肝っ玉母さんというか男気あったよね。」
なんて冗談交じりに夫と話していたのですが、私は驚いてしまいました。

でも、ここはLGBTに寛容な国、オランダですので、何も特別なことはなく、そのまま過ぎていきました。お母さん同士の話題になることもなく、クラスの親でお金を集めて花束を贈りました。挨拶にハグする習慣がある母さんは、先生をハグしていましたし、私のようにそういう習慣がない親は握手。子どもには、先生自身から結婚の報告がさらっとされたようです。結婚相手が同性だろうが異性だろうが、学校の授業には関係ないことでした。同性と結婚するのは普通のことで、なんでもないこと。私は過剰に反応してしまっていたようです。


みんながマイノリティになった?

ちょうど先週、子どもの学校で、いじめ撲滅週間がありました。最終日に子どもたちは全員、ピンクの服を着て登校します。

ピンクの服というのは、カナダで実際にあった出来事にちなんだものです。学校初日にピンクのポロシャツを着てきた男子生徒がいじめに遭い、そのことに対抗するためにピンクのシャツを50セントで買って着てきた2人の男子の行動が全校に広がり、学校中がピンクの服の生徒だらけになったのだそうです。現在はいじめ撲滅の世界的な活動として広がっています。

私はピンク色のTシャツを買って用意していました。息子は
「ピンクの服は着たくない。いやだな。」
とずっと言っていました。
「変なのー。ピンクなんて女の子みたいー。」
とさらに横にいた娘が息子をからかい始めます。

当日、息子はしぶしぶ、ピンクのTシャツを着て学校に行きましたが、帰ってきての一言が、
「ピンクを着るのもいいかも。」

男らしさ、女らしさ、○○らしさ、というのもいいのですが、そこからあえて外れる、貴重な体験になったかもしれません。変だと思うのはただの思い込み、何でもないこと、と息子も気が付いたようです。親である私自身も、まだ思い込みで決めつけていることがあるかもしれないなぁ、と気付かされました。


野口由美子







2017年1月14日土曜日

18歳では遅すぎる?オランダの「センター試験」は12歳

今年も受験シーズンが始まりました。大学全入時代といわれる一方で、教育格差といった問題にも注目が集まっています。

高い授業料を払って大学に行く意味があるのだろうか。

そんな問いも繰り返されます。大学をめぐって、いろいろな制度が揺らいでいるようにも思えます。

私自身海外で生活するようになり、日本と全く違う制度が今住むオランダにあることを知りました。オランダでは、大学進学について悩むのは12歳です。

12歳の「センター試験」とは

オランダでは小学校卒業時に将来の進路がほぼ決まります。12歳の小学校卒業学年にCITOテストという全国共通学力試験が実施されます。試験期間は3日間、試験科目は国語、算数、理科、社会、総合学習能力です。日本の大学入試センター試験のように一斉に行います。

実際にはこのテストの結果だけはなく、これまでの学校の成績、普段の学習態度、本人の興味や希望を考慮して、事前に先生から進路のアドバイスがありますが、試験結果が出た後に、小学校卒業後の進路が最終的に決まります。

小学校卒業後は3つのコースに分かれます。大学進学中等教育(6年)、上級一般中等教育(5年)、職業訓練中等教育(4年)があり、どのコースも最初は共通のカリキュラムですが、進級するにつれて、それぞれ教育内容が大きく変わってきます。大学進学中等教育の卒業試験合格者が大学に進学することになります。大学進学中等教育に進むことができるのは全体の2割もいませんが、そこから落第することもあり、卒業試験をパスすることは簡単ではありません。大学はまさにエリートを養成する所です。

これでは、12歳の受験競争が激しくなるのではないかと心配してしまいますが、そういうことはないようです。試験の準備をしたいと先生に相談すると、子どものいつもの力が出せればいいから準備の必要はないと言われます。小学校では、宿題がないのが普通で、時間割をきちんと決めていない学校もあります。子どもは自由でよく遊ぶことが大切。意欲やレベルに合わせて学習を進めるので、小学生のうちから勉強熱心になる風潮自体がないようです。

教育はお金がかかるからこそ

小学校卒業時の試験も、子どもの学習到達度を比較するというより、むしろ、先天的な能力や適性を判断することが重視されているようです。先生から見れば、12歳の時点でそのような能力はすでに明確になっている、ということでした。

本人や家族が大学進学を希望していても、試験の成績が良くなければ認められません。逆に試験の成績が良くても、勉強への意欲がないと先生が判断して、大学進学コースへ進むことを認めてもらえないこともあります。もちろん、後から本人の努力次第で、大学進学コースに編入し進路を変えることもできますが、それは簡単なことではなく、最低1年は余計にかかることを覚悟しなくてはなりません。

子どもの適性に合わせて、将来の進学、就職に直結した教育を行うこの制度は有効だと考えられているようです。社会的な投資として教育に莫大な費用をかけるのだから、効率的に、効果的に行うべき、いうことなのでしょう。このような教育制度は、オランダ特有というわけではなく、他のヨーロッパの国にもあるようです。

オランダでは18歳までが義務教育で基本的に無償です。大学進学中等教育を卒業できば、医学部などの人気学部を除いて、どこでも好きな大学に進学することができます。塾の授業料や大学受験費用も必要ありません。大学は授業料がかかり、近年値上がりが批判されていますが、年間30万円程度の負担です。

何のための進学か、明快に答える先生

自分の子どもが12歳でこの試験を受けることを想像すると、ちょっと私には受け入れられないと思いました。

「12歳で判断するのは早すぎる。もっと子どもの力を見出したり、可能性を広げたり、親や先生がもっと努力できるのではないですか。そのうえで進路を考える機会があった方がいいのでは。」

私は、思ったことをそのままオランダの小学校の先生に聞いてみました。

「うちの子はもっと勉強ができるはずだから大学に行かせたい、と教師に言う親は多いわね。でも、大学に行くことが幸せとは限らない。医師や弁護士になることが幸せだとは限らない。自分の適性に合った職業に就いて社会に貢献できることが幸せにつながるのではないかしら。」

親の立場からは良い制度だと思えなかったのですが、考えさせられる問題は大切なものでした。


野口由美子


2017年1月4日水曜日

ママが一番じゃない?子どもの心も複雑です

あけましておめでとうございます。
当ブログに訪問いただきありがとうございます。

昨年は、ブログを通じて、いろいろな方と接する機会をいただきました。
ブログをやっていなかったら、決して接点を持つことがなかっただろう方々との関わり合い、とても貴重な経験になっています。

今年も多くの方との出会いを大切にしていきたいと思います。Facebookでのブログへのコメント、Twitterのメッセージ、Instagramのいいね。メールや電話、お手紙。どれもいいものですね。

どうぞ今年もよろしくお願いします。


最近私の子どもたちは友達の家にお泊りし合うのが流行っていて、その時のエピソードから記事を書きました。ご覧いただけるとうれしいです。

ママのための子育て情報WEBマガジン「ママスタセレクト」

「ママが一番」じゃない子が見せた意外な行動

この時うちに泊りに来た子は、下の子の友達で、5歳のフランス人の女の子。母親は仕事で家にいないことが多く、ほぼ父親(時々シッターの女性)が子どもたちの世話をしているそうです。私自身その子の母親とメッセージのやり取りしかしたことなく、会ったことすらありません。遊ぶ約束をするのも父親の方に話します。

うちに泊まりに来た翌日の土曜日は母親が在宅していると聞いていたので、その子を家まで送っていきましたが、行ってみたら外出していてシッターの方しかいませんでした。

もうちょっと母親も子どもと一緒にいてあげないと、子どもがかわいそうじゃない?

ご自身もそう思うことがあるかもしれませんし、他人からそう思われてしまうこともあるかもしれません。

でも、母親が一緒にいる、いないということ以上に、その子にとってはママが一番で、母親の愛情を感じていられると安心できるみたいです。母親が実際に一緒にいるから感じられる、というものではないのですね。

母親が一緒についていなくても、子どもの心は母親の愛情に満たされているのかもしれません。そんなことを感じずにはいられない夜でした。


野口由美子