2015年10月20日火曜日

マネしたくなる誕生日パーティー

5歳の誕生日をお祝いします!公園で宝さがしパーティーです。ぜひ来てね。

私が住んでいだイギリスでも今いるオランダでも、子どもの誕生日は一大イベントです。子どもが2, 3歳くらいからでしょうか、お友達をたくさん、15人、20人くらい呼んで盛大なパーティーを開きます。多くの子ども向け施設にはパーティープランがあります。アムステルダムだったら、乗馬クラブの乗馬パーティー、ゴッホ美術館が会場のアートパーティー、もありますし、自宅に手品や遊びをしてくれるエンターテイナーを呼ぶ、というやり方もあります。

家族だけ、もしくは親しい友達数人呼んで自宅で祝う誕生会を日本でやっていた私から見るとかなり派手です。子供にとって1年で一番大切な日、親はいろいろ趣向を凝らし、呼ばれる方もできるだけ都合をつけてプレゼント持参で駆けつけます。

いろいろな誕生日パーティーがあるのですが、先日下の子が出席した宝さがしパーティーは私の子どもが参加した誕生日パーティーの中で歴代1位のすばらしさでした。

公園中で遊ぶ手作りのパーティー 

まず、会場は学校の近くの普通の公園(アムステルダムにある普通の公園ですが3キロくらいのマラソンコースがありそうな広さです)。幸運にも晴天に恵まれました。

そして集まった子どもたちに誕生日の子のご両親が
「これからみんなが宝さがしのトレーニングをします!」

子どもたちは公園の至るところに準備されているゲームをします。魚釣り、迷路、的当て、といろいろなゲームに子どもたちが奮闘します。




そして子どもたちに、「ゲームをクリアした勇者たち!宝ものを見つけに行こう!」とご両親が声を掛けます。


公園の木に付けられている風船には宝物へのヒントがあり、それを辿って、最後に子どもたちは金貨(のチョコレート)がたくさん入ったバスケットを見つけました。 

この家族が本当にすごいところ

青空の下、全部手作りの誕生日パーティー。誕生日だった主役の子も含めて子どもたちみんな楽しそうでした。どこかのパーティープランを使えば、そこですべてを用意してもらえるのですが、あえて全部手作りで用意したこのご両親、準備はかなり大変だったはずです。

この誕生日パーティーを開いたご家族は、母親がオランダを代表するような大企業の重役をされていて、父親が主夫として普段は子どもの面倒をみています。母オランダ人、父ドイツ人、それぞれが母国語で子どもと会話し、平日校は英語教育となるので、3か国語習得が教育方針です。そしてお子さんは3か国をほぼ同等レベルで使っているようです。これはすごいことですが、子どもの言語能力が素晴らしいということだけではありません。父親と母親両方がたくさん子どもに話しかけている結果であり、それだけ子どもとのかかわりを大切にできている証です。

家族のかかわりと子どもの言語

 父親と母親の母国語がそれぞれ違う上に、学校で使う言語も別で、住んでいる国の言葉もまた違う、というご家族にお会いすると、大抵、子どもは学校生活が長くなるほど学校の言語が強くなり、母親が子どもに母国語を使っていれば第2言語が母親の母国語となり、父親の母国語の習得は遅れていく、もしくは諦めるということが多いです。平日父親と接する時間が少なく、自然に子どもが父親の話す言語を習得するのは難しくなっていくようです。

このお母さんは世界各国への出張も多いそうですが、平日学校の送り迎えに来ることもありますし、学校行事には必ず姿を見せます。この誕生日パーティーも夫婦2人で準備したそうです。勤務先の企業文化がワークライフバランスに配慮しているということもあるでしょう。こんな素敵な誕生日パーティーを開く家族、うらやましかったです。私もマネしてみたいと思いました。


野口由美子


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