2016年2月24日水曜日

子どもに合った教育って何だろう。保育園に落ちてみつけました

毎年2月のこの時期になると、日本にいた時、0歳の上の子が保育園の選考に落ちたことを思い出します。今から5年以上前のことなのですが、今の話を聞いても、保育園事情は当時とあまり変わらないように感じます。私が当時住んでいた地域も保育園の数は増えていますが、やはり入るのが難しいそうです。

日本の保育園入園は選択の余地なし


当時、私は4月に育児休業から復帰して、またフルタイムで働くつもりで認可保育園を申し込みましたが、2月にどの認可保育園にも入れない通知を受け取りました。私は、認可保育園に何とか滑り込めるのではないか、と楽観していたので、頭が真っ白になり、認可外の保育園を探し始めました。

近所に大きな認可外の保育園があることが分かりました。選択の余地もなく、私はその保育園に飛び込み、園長先生と面談し、その場で入園を承諾してもらい、私は何とか切り抜けることができました。

認可保育園に入れない場合を考えて、事前にいろいろ調べて準備しておくべきだったのですが、私は何もしておらず、考えの甘さ、慌てぶり、今思い出してもちょっと恥ずかしいです。

保育園はまだ0歳の赤ちゃんから小学校入学までを過ごす子供の成長にとって重要な場所になるわけですが、「自分の子どもにとって、どんな環境でどのような教育を受けられるのがいいか」なんて、考える余地は全くありませんでした。

でも、結果的にその保育園は私の子どもにとって、とてもよかったと思っています。広い土の園庭でのびのび遊べ、先生はとても熱心でした。同じクラスの子ども同士は親より長い時間を一緒に過ごし、兄弟のようにみんな仲良しでした。

子どもに合った教育を、なんて考えない人たち


「近所にあって空きがあった」という理由だけで保育園を決めてしまった私ですが、後になって同じ理由で学校を決める人に出会いました。

オランダで子育てをしてきた日本人の方。娘さんはとても優秀な方のようで、最近、アメリカの大学院でドクターを取ったそうです。そのお子さんの最初の学校選びは「近所にあって空きがあった」という理由で決めた話は驚きました。当時近所で人気の学校には入ることができず、インド思想を理念とする少し特色のある学校に入れたそうです。

その方自身がインド思想に思い入れがあったわけではないそうですが、自分の子どもが楽しそうにインド舞踊を踊っているのを見て、よかったと思った、と言っているのが印象的でした。

家庭や住んでいる社会の文化と違う学校に入れるのは抵抗があったのでは、と私は気になっていましたが、そいうことではないようです。

印象的だった方をもう1人。私の子どもの友達の親御さんです。私の子どもと同じ学校に通っているわけですが、私たちが散々悩んだ挙句に決めたこの学校も、彼らにとっては、「家から近かったから」。ご両親自身はそれぞれ海外生活が多い子供時代だったそうで、国際バカロレアでの教育が主だったようですが、子どもにも同じ教育を、というこだわりはないようです。

しかもその家は、日本人サラリーマン家庭の我が家では想像もつかないくらいお金持ち。そんな家庭なら子どもの学校は選びたい放題だと私は思いましたが、
「家の近くの学校に自転車で通って、友達も近所にいるのが私たちの生活スタイルだと思うの」
と話していました。

バカロレアが取れるか、語学教育はどうなっているか、と私は学校の教育方針が気になっていましたが、そういうことではないようです。

保育園、幼稚園、学校選びはうまくいかないと思うことの連続です。しかも、選んでからも、誰かにそれが正解、と教えてもらえるわけでもなく、悩んでしまいがちです。でも彼らはそんな不満、不安とは無縁でした。

私が知ったのは、どの教育もいいことが全くない、ということはないことです。自分でこれが正解だったと認められるようになろう、そう考えるようになりました。


野口由美子

0 件のコメント:

コメントを投稿