2016年4月7日木曜日

本を読むのは苦手な子?だから一緒に読みたい本

子どもよりも私が楽しみにしているのではないかと思うくらい、毎年参加している学校のイベントが今年もありました。

「母国語による読み聞かせ」の会。

同じ母国語の子どもたちが集められ、親が母国語で読み聞かせをするというものです。子どもの通うブリティッシュスクールでは、授業はすべて英語ですが、ほとんどの子どもは英語が第2言語です。英語習得のためにも、母国語を大切にする方針を取っている学校なので、このような母国語を使うイベントが開かれます。

今年、私は小学校1年生から4年生の子どもたちを相手に読み聞かせをすることになりました。日本語の読書をたくさんする子もいれば、日本語は話せるけれど、読み書きは苦手な子もいます。このくらいの年齢になると、男の子と女の子で興味も分かれてくるだろうし、どんな本がいいのだろう。本を選ぶのも楽しいです。

私が選んだ本は、推理もの!


ミルキー杉山のあなたも名探偵(1) もしかしたら名探偵ミルキー杉山のあなたも名探偵(1) もしかしたら名探偵
作:杉山 亮 / 絵:中川大輔出版社:偕成社絵本ナビ

この本の読み聞かせでは、まず日本語がよくできる男の子が身を乗り出し始め、気が付けばみんな私の周りを取り囲んで聞いていました。1冊の本に3つの話が入っているのですが、
「もっと!」
とせがまれ続け、結局全部読みました。

主人公の探偵、ミルキー杉山が依頼を受けて、事件を解決していくのですが、最初に事件編、その後に解答編が続きます。本を読みながら、推理を楽しめます。

小学生になっても読み聞かせ


推理をしながら自分ひとりで読むには、小学校中学年くらいからかな、と感じましたが、読み聞かせしながら、
「犯人は誰かな?」
「ぼくわかった!」
と子ども同士が推理に盛り上がっている様子を見て、これはひとりで読むだけでなく、読み聞かせが合っている、と思いました。

小学校1年の息子には、犯人を当てるのが難しかったようですが、事件編の中で、どこがヒントになりそうか、最初は一緒に考えてあげると要領がつかめるようです。2話目からは自分でいろいろ推理していました。

1つの話は短いので飽きてしまうこともありませんし、文字の大きさや絵の多さを見ると、小学校低学年の子でも取っつきやすいページになっています。主人公が頼りないところも、子どもたちには親しみを感じるようで
「探偵なんだからもっとしっかりしてほしいよね!」
なんて言っていた子もいました。低学年の読書入門として人気のある「かいけつゾロリ」シリーズの次に何を読もう?なんて迷ったときにもおすすめです。

小学生くらいになると自分で好きな本を読む子と全く読まない子がはっきりしてきますし、読み聞かせも幼稚園の時ほど熱心でなくなってしまうこともあります。本を読むのが苦手な子も多いです。

でも、やっぱり本を開く楽しみを知ってほしい。そんな時に子どもと一緒に手に取ってみてはいかがですか。


野口由美子




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