2016年12月15日木曜日

乳児用液体ミルク、日本ではやっぱり必要ない?

災害時に海外から救援物資として届けられたことがきっかけとなり、日本でも知られるようになった乳児用液体ミルク。その製造販売について政府が検討を始め、日本も「解禁へ」という方向にあるようです。

日本での液体ミルクのメリットについて、

  • 災害時の備え
  • 男性の育児参加を促進
といった観点がニュースなどで強調されているのをよく見ませんか。

地震などの災害に備えることも、男性の育児参加を促進することも、日本では大切なことと考えられているので説得力があるのかもしれません。


でも、液体ミルクを、非常食として、とか、育児に慣れない人のために、とか、「特別な時」の利点を強調するのはなぜなのでしょう。非常時の需要は限られたものでしかないでしょうから、特別な時のために各家庭に買い置きしておく程度だったら、日本でわざわざ製造する必要もないように思います。普通に考えたら、非常時に発揮するメリットよりも、「日常生活」の中でのメリットの方が、より大きな需要を生むのではないかと疑問に思いました。


日本の状況を理解するためにもなるかと思い、改めてイギリスのミルク事情について調べて記事を書きました。ご覧いただけるとうれしいです。

ママのための子育て情報WEBマガジン「ママスタセレクト」

使ってみたい? 乳児用液体ミルク。一番気になる値段について考えてみた 

記事の中では、普及にはやはり値段が一番問題になるだろうということで、値段の話が中心になっていますが、当然ながら、液体ミルクに対する認識もイギリスは違うようでした。

液体ミルクは日常生活の中で以下のメリットが大きいと思います。

  • 外出時や夜中など、調乳の負担軽減
  • 粉ミルクより高い安全性
イギリスでは、災害の備えや男性のためというより、日常生活のメリットが広く認識されているから、普及しているようです。

日本では、「母乳をあげるべき」母親が液体ミルクを使って「楽をする」ことに対して厳しい視線があるように感じます。それに配慮しているのか、このようなメリットはあまり大きな声で語られていないのかもしれません。


改めて、日本の母親へのプレッシャーの大きさを感じます。多くの母親は、本当に一生懸命赤ちゃんの世話をしているわけで、母乳か粉ミルクか液体ミルクかということ関係なく、えらい!と私は思っていますが、何か違うようです。

それでも、液体ミルクは日本でも普及してほしいですし、きっとそうなると思います。


野口由美子


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