2017年4月13日木曜日

日本の小学生、ここがうらやましい!

日本の小学生の子どもたちって恵まれているな、と海外で生活して初めて気が付くことがあります。

「日本では、小学校1年生から子どもだけで学校へ行くから、集団登校もあるけれど、親は送り迎えをしないもの。」
日本人以外の人に話すといつもびっくりされます。東京でも大丈夫、なんて言ったら、都市でもそんなに安全なの!? と信じられないようです。


学校の送り迎えは親がするもの

法律で親の義務となっているかどうかは、ヨーロッパでも国によって違うようですが、大人が小学生の送り迎えをするのは当然、と考えられています。私も毎日学校の送り迎えをしています。

働いている親はどうするの、と思われる方もいるかもしれません。学校で行われている朝夕の学童クラブのようなものを利用したり、自分の親に助けてもらったり、シッターを雇ったり、スクールバスやその他の送迎代行のようなサービスを使ったり、いろいろな方法でやりくりしています。


小学生でも自由に遊べない

こういう環境で、私が一番残念に感じていることは、子ども同士で遊ぶ約束をしたり、子どもだけで友達の家や近所の公園へ遊びに行ったりすることができない、ということです。

子どもに「友達と遊びたい」と言われたら、まず、親である私がその友達の親と、コンタクトを取らなくてはならいません。

「うちの子があなたの子どもと遊びたいそうなので、放課後うちに遊びに来ませんか。私が子どもたちを学校から連れて帰ります。」

いつが都合いいのか。誰が普段送り迎えをしているのか。家の場所はどこか。うちまで迎えに来られるか。初めてうちに来る友達だったら、ちゃんと事前に話をしておかないといけません。

お互いの家を時々行き来できる感じになってきたら、確認しておきたいことが追加で出てきます。

普段家の夕食の時間、就寝時間は何時か。 食物アレルギーなどで食べられない物があるか。

小学校1年生から午後3時頃まで学校で授業がある上に、就寝時間の早い子が多いという事情もあって、うちで一緒の夕食を食べていってもらったり、子どもたちの希望があれば泊まっていってもらったり、ということが頻繁になっていきます。子どもの行動範囲が限られている以上、親が動かない限りどうにもなりません。

親の負担もかなりのもの

延々と親同士でメッセージのやり取りをして、スケジュールを調整したり、送り迎えしたりしていると、あっという間に時間が経ってしまいます。

親にしてみたら、正直なところ、かなりの負担ですが、それをこなしたとしても、子どもにとっては、友達と遊びたい時に自由に遊べない、という不満が残ってしまう、と感じています。

私の場合、子ども2人分のスケジュールで動かなくてはならず、うまく遊ぶ約束ができないこともあります。子どもの習い事はやっぱりここでも盛んなので、子どもが遊べる日は限られています。誰が何曜日遊べるのか事前に情報収集して、子どもから遊びたい相手を複数聞き出し、Yesの返事を早くもらえそうな人から手際よく声を掛けて、予定を埋めていかないと、せっかく放課後遊ぼうと思っても遊ぶ相手がいないのです。近所の公園に行けば、約束していなくても友達が何人かいる、という光景もあまりありません。子どもはすごくがっかりします。


子どもにとって安全な環境、他にはない良いところ

確かに日本でも子どもが犠牲となる事件が起きていて、かつてほど安全ではないと言われていますが、日常的に、学校の送り迎えが親の義務となったり、子どもだけでの留守番や外歩きが禁止されたり、ということはまだありません。日本のような安全な国は奇跡的だと思います。

日本はうらやましい、と思いながら、私は今日も携帯電話で親同士のメッセージを乱発しています。他のお母さんに「いつも子どもを友達と遊ばせていて、あなた偉いわよ!」とほめられるくらいなので、どこの親にとっても日本の環境はうらやましいものではないかと思います。


野口由美子

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