2017年8月30日水曜日

ヨーロッパのバカンスと日本の夏休み

今年の夏休み、どうでしたか。

ヨーロッパの夏休みは、ご存知の方も多いと思いますが、長い!です。そして、とても大切なものです。子どもたちにとって長いお休みであるだけでなく、大人も長期休暇を取ります。

「2週間休暇取るの? 短い夏休みだね。」

なんて夫は言われたそうで、会社勤めでも3週間4週間は当たり前の夏休みです。日本やアメリカから、7月くらいからヨーロッパの人と仕事をしようとしてもほとんど何も進まなくてどうしようもない、という話をよく聞きます。

ヨーロッパの中でもフランスは特に休みが長いと思います。そんなフランスのバカンスシーズンをちょっと味わえるのかも、と、今年は私たち家族もフランスのキャンプ場に滞在しました。

文化の違いか、国によって場所によって、キャンプ場の様子も個性があります。

フランスのキャンプ場は、

  • アウトドア!というより、普通の旅行先として宿泊可能


テントを張るエリア、キャンピングカーが入れるエリアと並んでキャビンが充実していました。私は即座に、キッチン、バス・トイレ付きの一番設備が充実したキャビンを強く希望しました(!)。実は私自身あまりアウトドア派ではないのです。そんな私にもやさしいキャンプ場でした。

  • 長期滞在が前提


私たちが選んだキャンプ場では最低1週間から予約できます。2泊3日くらいでまた別の場所に宿泊しては、なんていうのはせわしないようです。周囲の宿泊者にはもっと長期間滞在している様子のグループもありました。

  • 施設が充実


遊ぶ場所に困りません。徒歩圏内に湖に面したビーチがあり、そこで泳いだり、カヤックなども借りたりできます。キャンプ場内にサッカー、テニス、ピンポン、バスケットボール、ビーチバレーもできますし、遊具が揃った公園もありました。子ども向け、大人向けにレクリエーションイベントも企画されていました。滞在がキャンプ場だけで完結できるスタイルです。

  • 現地での食料調達が容易


キャンプ場の売店で毎朝焼きたてのバケットを買えますし、近くに大型スーパーがあり、フランスならではの食材を調達できます。さらにがんばらない人たち向けに、キャンプ場内にレストランもありました。

  • 宿泊料が手ごろ


我が家の一番の理由はここかもしれませんが。食事の提供なし、部屋の掃除も自分でやることが前提なので安くて当然ですが、長期滞在するからには、お金をあまりかけずに楽しむことができるからだと、納得。

バカンスの過ごし方は?


キャンプ場に着いて、まず目についたのは、子どもたちだけで自由に過ごしていること。街の公園だったら、大人がついて見ているものですが、ここは安全で、ついて来ている大人の数が圧倒的に少なく、夜暗くなるまで外で子どもたちが遊んでいる声が聞こえてきました。



キャビンのすぐ先に公園が。娘も走って遊びに行ってしまいました。


広い公園にはいつも子どもが集まっていました。


私の周りにあったキャビンの家族の多くは、ずっとキャンプ内で遊んでいるか、徒歩で行けるビーチに行くか。大人だけが残っているキャビンは、外でゆっくりおしゃべりしているか、本でも読んでいるか。ワインを開けてダラダラと。食事も簡単なもので。気分転換にちょっと出かけることもあるかな、くらいの様子でした。

私たち家族は、エヴィアンやアヌシー、シャモニーモンブランのような観光地に出かけていましたが、

「せっかく来たのだから、ここでしかできない体験をして楽しく、有意義に!」

なんていう私の考えも、バカンスの割には忙しいものだったかもしれません。

子どもたちは、キャンプ場にあるテニスと卓球でパパに挑戦するのが一番楽しかったそうです。

テニスコートで張り切る息子。

卓球台は大人と子どもで賑わっていました。
上半身裸の男性!なんてリラックスしていますね。


特別な体験よりも普通に遊んでいることの方が子どもたちにとってはいい思い出になる、確かにわかるような気がします。

フランスのキャンプ場は、特別なことをするわけでもなく、充実とか、有意義とか、求めるのでもなかったです。ダラダラしていてもまだ時間があって、気がすむまで遊んでいても、まだ明日も自由な時間が続く、すっかりリラックスする雰囲気はまさにバカンスでした(この方が実は、特別で贅沢なことかもしれないですね)。


野口由美子

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