2017年2月22日水曜日

幼児から、安全なインターネットの使い方を。先生が親に伝えた3つのこと

子どもが安全にインターネットの使うにはどうしたらいい? 

私が子どもだった頃には全くなかった話ですが、今の時代、避けて通れない問題だと思います。でも、そういう問題が重要になってくるのは、文字が読めたり、入力できたりする小学生以上の子どもや大人になってから、というイメージを持っていました。

先日子どもの学校で、保護者向けに安全なインターネット利用についてワークショップがありました。対象は幼稚園から小学校低学年。


赤ちゃんの時からインターネットに触れる子どもたち

子どもがインターネットに触れ始めるのは、平均3歳くらいからだそうです。実際には、もっと小さい赤ちゃんにも機会があるでしょう、というのが先生の話でした。多くの親がユーチューブで子どもに好きなアニメなどの動画をみせている光景をよく見かけますし、うちでもよく観ています。

4、5歳くらいの子どもであれば、ただ画面を見ているだけでなく、アプリを使うことや、ダウンロードもできるようになるそうです。親が気付かないうちに3歳くらいの子がパスワードを入力してタブレットを使っていた、なんて話もよく聞きます。

6歳にもなれば、ワッツアップやフェイスタイムなどを使ってチャットができるようになります。文字の入力がまだ難しくても、いろいろなことが自分でできます。

そして、10歳くらいの子どもなら、SNSが使えるようになります。10代の子どもたちに今人気なのが、スナップチャットやタンブラーといったアプリ。この辺りのアプリの話になると、私はよくわからず、未知の世界でした(他の参加者の親たちも知らない人が多いようだったのでちょっと安心しましたが)。プライバシーの問題や、交友関係の複雑化、一気に深刻な問題に発展していきます。


先生からの3つのポイント

今の子どもたちの環境はこんな感じですが、この先インターネット環境が便利になればなるほど、ネットに触れる子どもの低年齢化が進んでいくことになりそうです。

「子どもが大きくなってから、インターネットの安全な使い方を教えるのでは遅い。」

それが先生からの第1のポイントでした。

学校としてのスタンスは、ネットを使うことにとても積極的で、授業でも多用されています。しかし、インターネットでは、不適切な情報や、不正確な情報を目にすることが簡単に起きてしまいます。

「完全に安全なインターネット利用を確保する方法はない」

それが先生の第2のポイントでした。

子ども用のフィルタリングソフトを使うことや、親の目が行き届く場所で使うこと。そういう方法も一定の効果がありますが、完璧なフィルタリング機能はありませんし、子どもが大きくなるにつれていつも親が監視できるわけでもありません。

では、どうしたらいいのでしょうか。

最後に一番大事な第3のポイント。

「制限することばかりを考えるのではなく、子どもとオープンに話し合って一緒に考えることが大切。」

簡単な解決方法はないようです。


先生は子どもたちにどうやって教えた?

ちょうど同じ日に、先生は子どもたちにインターネットの使い方について話をしたそうです。

先生は子どもたちに聞いたそうです。
「タブレットで大好きなゲームをして遊んでいました。突然画面に現れたポップアップ。ゲームが止まってしまいました。そんな時、どうしたらいい?」
先生は2つの選択肢を出します。

A. 画面をタップしてみる
B. パパやママ、大人を呼ぶ

「どっちがいいかな?」

そして、先生は、ひとつのフレーズに節をつけて、子どもが覚えられるように繰り返し教えていました。

「タップする前に、まず、考えよう。そして、聞こう。」

その日の夜、娘に
「先生とインターネットのお話した? インターネットはどうやって使えばいいの?」
と聞いてみると、「タップする前に------」という節のついたフレーズを歌い出しました。子どもにもわかりやすかったようです。

多分、実際にこのフレーズを子どもが思い出して、考えても、子どもは何もできないだろうと思います。でも、子どもが成長するにつれて、「考える」というステップが重要なのだろうな、と納得させられました。

インターネットは簡単便利なようで、なかなか難しいですね。難しいからこそ、小さい子どもとも一緒に考えなくてはならないことを痛感しました。


参考: Childnet International “Smartie the Penguin”


野口由美子

2017年2月16日木曜日

子ども用ハーネス(迷子ひも)、見かけないのはなぜ

2月になりました。オランダも、まだまだ寒い日が多いですが、少しずつ明るくなり、少し暖かさを感じることもあります。晴れた日には、冬の間誰もいなかった公園で遊ぶ子どもたちを見かけるようになりました。

小さい子どもとのお出かけ、ベビーカーはどこでもよく見かけますが、子ども用ハーネス(迷子ひも)を使っている人は、日本でも海外でも、私が住んでいる辺りではあまり見ることがありません。

「ペットみたいに子どもをつなぐなんて、かわいそう。」
そんなふうに考える人が多いのかな、とも思います。私も同じように思っていましたが、あるきっかけで考え方が変わりました。そのことを記事に書かせていただきました。

ママのための子育て情報WEBマガジン「ママスタセレクト」
気になる子ども用ハーネス(迷子ひも)、使ってみてどうだった?

時々見かけます。自分で歩けるようになった1歳、2歳ぐらいの子。ベビーカーに乗るのが嫌で、自分で歩きたがるし、手をつなぎたがらない。とにかく元気で、歩いているというより、むしろいつも走っている子。

ちょうど、大人が話していることを理解できるか、微妙な年頃なので、いつも言って聞かせたとしても、なかなか子どもはわかってくれない。子ども自身も言葉で自分の気持ちを表現できないので、もどかしさのあまり、かんしゃくを起こしてしまうことも。

こんな子に子ども用ハーネスを使ったら、安心して歩けるのではないかと思うのですが、親として使うことを躊躇する気持ちもわかります。あまり見かけないので子ども用ハーネスをつけている子がいたら、ちょっと目立ってしまうかもしれません。ハーネスで子どもが転んでしまっては意味がないので、使い方にも注意が必要です。必要な時期は短いと思いますし、全く必要としない子もいます。

もっと外が安全だったらいいのになぁ、と思いますが、車や自転車、他の歩行者が全くいない所だけを歩くのは無理ですし、少しずつ車も通る危ない場所も安全に歩けるように慣れていかなくてはなりません。

私は、親子で外に出かけるのが楽しくなくなってしまうのが、何よりよくないことだと思います。ベビーカーでも、ハーネスでも、バランスバイクでも三輪車でも、子どもや親だけでなく、周りの人の気遣いも必要だと思います。


野口由美子

2017年2月6日月曜日

『InRed (インレッド)』 3月号に掲載

当ブログに訪問いただきありがとうございます。
今日は雑誌掲載のお知らせです。

宝島社が発行する30代女性向けのファッション誌 『InRed(インレッド)』の2017年3月号(2月7日発売)にコラムを掲載していただきました。「KID’S STYLE InRed petit」の「INTERNATIONAL TOPIC」という小さなコラムで、オランダのライフスタイルを紹介しています。

いつものブログ記事では文章が中心ですが、今回は写真がメインとなっています。ブログとは違う雰囲気となっていますので、こちらもご覧いただけるとうれしいです。

このコラムでは、オランダの冬の風物詩、アイススケートを紹介しています。私の子どもたちも自分のスケート靴を持っているくらい、スケートが大好きです。




運河でスケートができることは、昔より少なくなったようですが、大人も子どももみんな冬になると、運河が凍らないかな、と楽しみに待っています。夫の職場では、数年前にオフィスの前の運河が凍った時、社内でスケート大会をしたそうで、なんだかのんびりしているなぁ、と思う反面、大人も無邪気になれるところがうらやましくもあります。

寒い、天気が悪い、暗い、と憂鬱になってしまいがちな冬なのですが、大人も子どもも身近に楽しみを見つける、そんなライフスタイルに共感していただけたらうれしいです。

ちなみに、我が家のファッショニスタ(?)の娘と彼女の友達が紙面を飾っています!

これからも、いろいろなご縁を大切にしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。


野口由美子



2017年2月2日木曜日

子どもにイライラしてしまう、怒鳴ってしまう。いつものことにちょっとした変化。

朝起きてから、夜眠るまで、子どもがいると、とにかく慌ただしい毎日。

朝ご飯を作って、食べさせて、身支度させて、保育園や幼稚園に連れて行ったり、学校に行かせたり。夕方もまた、食事を作って食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて。朝も夜も、j時間に
間に合うよう何とかしなくては、と私も慌ただしく過ごしています。

なのに、全くのんびりしている子どもたち。しまいにはきょうだいでケンカを始められた日には、私のイライラも最高潮。


そこで怒る私。大きな声を出して怒鳴りつけると、あれもこれも言わなくては、と止まらなくなるのです。子どもたちにちゃんと時間を守って行動してもらうため、こんなことを繰り返すのは仕方がないかも。


でも、それで本当にいいのだろうか、ふと考えたことがあります。いつも同じように繰り返しているということは、子どもにこんな怒り方をしても効果がないのでは?

その時私が思い出したことを、記事に書かせていただきました。ご覧いただけるとうれしいです。


ママのための子育て情報WEBマガジン「ママスタセレクト」

子どもとの食事にイライラ、怒鳴ってしまう私が思い出したこと

この記事に登場する私の友人は、名前で呼ばれることをとても嫌がっていました。いつもみんなに

「私のことは本当の名前でなくて、ニックネームで呼んで。」
と言っていました。
「本当の名前をフルネームで呼ばれると、自分が子どもの時に両親に叱られたことを思い出しちゃうから。叱る時はいつもフルネームで私のことを呼んだの!だから今になっても叱られているような気分になる。」

子どもに対して、いきなり大声で怒鳴るのではなく、子どもの名前を呼んでから一呼吸、という彼女の落ち着いた接し方は、彼女のご両親から受け継いだものなのかもしれません。大人になってからも思い出してしまうくらい、ということは、かなり毅然とした𠮟り方だったのかもしれません。叱る時は感情に身を任せる時ではないな、と反省しつつ、大きな声を張り上げない方が気持ちは楽な気がします。


大きな声で怒鳴って怒らないように、と心がけて3年経ちますが、むしろ今の方が「ママは本当は怒ると怖い」と子どもには思われているようです。パパにこっそり話していました。


野口由美子