2018年1月18日木曜日

女の子がピンク好きなのはなぜ? そして突然嫌いになる

洋服はピンク!という女の子のこだわり。私の娘は2歳くらいから始まりました。

「もうねえ、自分の意見がはっきりしていて、自分の選んだ服しか着てくれないから、今日も上下ピンクの服になっちゃってるのよ。」

娘の全身ピンクのコーディネートは決して親の希望ではないと、聞かれてもいないのに周りの人に言いたくなる私、そんな感じでした。


ピンクの服はなかったのに


我が家は兄、妹の組み合わせなので、娘の赤ちゃん時代は息子が使っていたお下がりの服中心。男の子っぽい青や女の子っぽいピンクのどちらでもない、黄色なんかの服ばかり。ハートやリボンの柄とも無縁でした。

女の子らしい物とは無縁だったのですが、ある時、私がなんの思い入れもなく使っていたキティちゃんのキーホルダーが、まだ2歳にもなっていなかった娘の目に止まり、娘がすごく興味を持ったことがありました。今思えばそこから彼女の中で何かが芽生えたのかもしれません。キティちゃんがついている物をすごく喜ぶようになりました。キティちゃんがついている物は大体ピンク色。ピンクという色も好きになったようで、彼女の周りにだんだんピンク色が増えていきました。


女の子のピンク大好きはなぜ?


娘に女の子らしくしてほしいとか、そういう思いは全くなかったのに、彼女自身がピンクばかり選ぶようになっていく様子は、私にとって不思議でした。親がピンクを着せなければ、子どもはピンクを好まなくなる、というわけではないのですね。子どもが何を好むか、なんて親がコントロールできるものではない、ということかもしれません。

ヨーロッパで生活するようになった時、ここではそういう「女の子らしさ」「男の子らしさ」から自由でありたいと考える人が多いのではないかと思ったのですが、そうでもない印象を受けました。


4歳の頃。学校の発表会の衣装でピンクの服を着ていたのですが、
いくらでも家からピンクの服を持って来られました。


ピンク、ふわふわ、キラキラな女の子の服は、日本よりも多いくらいに感じます。女の子の洋服売り場で目立っているのもピンク色。女の子にはディズニープリンセスが人気で、プリンセスのドレスを着て街中を歩いている子も見かけます。見る人によっては、社会的に女の子らしさを子どもに押し付けていると思うのかもしれませんが、あまり厳しく考えている人は少ないように感じました。逆に10代くらいの女の子たちはデニムにスニーカーばかりで、いわゆる女の子らしい服装の子をあまり見かけなくなるのです。


突然ピンク嫌い、水色大好き


ずっと変わらず、服は自分で選ばないと気が済まない娘ですが、最近になって、ピンクでハートがキラキラしたお気に入りの服を私が出してあげると、

「これはピンクすぎる。」

と却下、代わりにグレーに紺、ボーダーのシャツにシンプルなレギンスを手に取ったことがありました。

「男の子っぽい。こんな暗い色の服イヤ。」

と言って、今まで絶対着なかった服です。でも洗濯したら次もまた同じボーダーのシャツ。そればかり着るようになりました。

「ママ、もうピンクは好きじゃないの。1番好きなのは水色。2番目がブルー、3番はパープル。わかった?」

水色大好き、が突然始まりました。これもピンク大好きと同じくらい女の子が通る道のような気がします(私自身はどちらも経験ありませんが、よく聞きますよね)。

今回の発言の要因は、大体見当がついていて、学校で仲のいい友達が水色好きなのに影響を受けているようです。娘は恥ずかしいのかはっきり私に教えてくれませんが、彼女たちには、

「ピンクでフリフリって子どもっぽい。」

という気持ちがあるみたいです。大人が全身ピンク、なんてなかなかないですし、より大人に近づこうとすると、ピンクではないという選択になるのかもしれません。


自分らしさを探っているのかも


男らしさや女らしさより、「自分らしさ」というのは、よく使われる言葉ですし、誰もが賛成する言葉ですが、自分らしさは、男らしさや女らしさを否定するのではなく、その間で揺れ動いたり、時々背伸びしたりしながら、自分自身で見つけていくのかな、と娘の様子を見ていて、ふと思いました。

その傍ら、全く洋服に関心のない息子。最初に手に触れたものを着ているので、娘とは違う理由でいつも同じ服ばかりなのですが、そんな彼にも服で自分を表現したいなんておしゃれ心が芽生える日が来るのだろうか、とそれもちょっと楽しみです(親が喜ぶような格好をしないかもしれませんが)。


野口由美子

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