2018年1月25日木曜日

「『できる子』はまだできていない」先生の言葉の意味

「ねえ、ママ。エジソンってさ、電気のライトを発明するまでに、何千回?も実験したんだよね。でも、エジソンは失敗したんじゃない、うまくいかない方法をたくさん見つけてたんだって、言ったんだって。」

小学生の息子がPSHE(Personal, Social, Health and Economic Education・日本の小学校の道徳に似ているのかもしれません)のクラスの話をしてくれました。今学期の学習予定を見ると「将来の夢」がテーマのようです。

夢を持つことは大切、というようなことを学んでいるのかな、と私は予想しながら、息子の話を聞いていました(彼が自ら学校の授業の話をするはめずらしいことで、彼の中で響いた何かがあった、ということ。普段はあまり話してくれないんですよね)。

「J. K. ローリングもね、ハリー・ポッターのお話を書いて、たくさん本の会社の人に送ったのに、みんなにダメだって言われたんだって。ひとつの会社だけが本にしていいって、返事くれたんだって。」

ハリー・ポッター好きの息子にとっては、このエピソードは驚きだったようで、私に是非とも教えたかったようでした。


失敗の意味は?


偉業を成し遂げるには、困難が伴うということかしら、と思って私は息子に聞いてみました。

「あんなに面白いお話を作っても、最初からうまくいったわけじゃないんだね。ちょっと信じられないよね。先生は他にどういうことを言っていたの?」

「たくさんの失敗があるから、成功するんだって。」

「じゃあ、何でも最初からうまくできたらいいなってママは思っちゃうけれど、あまりいいことではないのかな。」

「2,3回失敗したくらいでうまくいくってことは、ただ簡単なことをやっているだけで、まだ成功さえしてないのかもって、先生言っていた。」

失敗は成功のもと
失敗を恐れるな

こういう類の言葉も、息子はこれまで言われてきた(私も言っていたはず)と思いますが、そういう励ましの言葉よりも、インパクトがあったようです。失敗するのが当然、と感じさせる先生の話がとても気に入ったようでした。

とにかく褒める、たとえ小さくても成功を積み重ねて自信をつけさせる、というのが学校の先生の基本スタイルだと思っていた私にとって、ちょっと意外な内容でした。

そろそろ、大人が道を示して教えられる範疇を超えたところで、失敗して挫折を経験するのかな、子どもの成長かもしれないですね。私も

「よくできる」ということは本当のゴールに向かって進んでいない

というくらいの気持ちで考えていこうと思いました。


失敗も乗り越えて叶えたい、将来の夢は?


この授業ではクラスの子同士で、将来の夢を話し合ったそうですが、男の子はサッカー選手、女の子は学校の先生が人気で、その他にはお医者さん、馬術選手、動物園の飼育員などなど、いろいろあったそうです(今流行り?のユーチューバーも1人いたそうです)。もう小さな子どもではないのですが、まだまだ夢らしい夢を話せるのも、小学生の子たちのいいところですね。


息子の将来の夢はテニスの選手、だそうです。
「ジョコビッチと対戦してみたい」とのこと。

夢やゴールについて語る子どもの姿はいいですね。どこにでも行ける、何でも学べる。可能性を大切にしたいです。


野口由美子

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