2018年2月16日金曜日

違うことはすばらしい。本当にわかってる?

子どもたちの学校で劇の発表会がありました。行事にどれくらい力を入れるかは学校によって違いがあるように感じますが(昔子どもたちが通っていた学校ではあまり重視されていませんでした)、今の学校は、毎年かなり熱心に練習します。劇の発表を楽しみにしている親も多いです。私もそのひとり。


子どもらしい劇、でも結末は意外


今年、娘の学年は "Wackadoo Zoo" という劇をしました。


開演直前のステージ。


動物園を舞台に、いろいろな動物たちが登場する賑やかなお話ですが、ライオンがニワトリのように鳴いたり、牛が猫のように鳴いたりします。

「変な動物たちだなあ。」

と動物園に来た子どもたちは首をかしげます(これが娘の役でした!)。

そこに、動物のスピーチセラピー(1?)の先生がやって来ます。先生は動物たちに正しい鳴き方を教えて、変な鳴き声を熱心に直そうとします。

観に来ていた夫の最初の感想は、娘の演技についてではなく、

「結末に驚いたんだけど!」

劇のストーリーにびっくりしていました。


「正しい」ことより、「自分らしく」あること


先生が動物たちに正しい鳴き方を教えた後、動物たちはどうなったと思いますか。

動物たちの努力と先生の献身的なサポートのおかげで、動物たちは「正しい」鳴き方ができるようになりました、めでたしめでたし。

子ども向けの劇だし、と思って夫はそういう結末を予想していたそうです。私も劇の内容を知る前は同じことを思っていました。しかし、実際の劇の結末は違いました。

みんな先生の言うことは聞かずに、先生を追い出してしまいました。鳴き声が変でもそれが個性、好きなように鳴けばいいよね。違うことはすばらしい、めでたしめでたし。

「みんなが同じように「正しく」できる、なんて教えるのはちょっと古い考えなのかもね。」

ライオンらしくなくないライオンは変だ、と言っていた劇の中の子どもたちも、最後は個性的な動物が好きになり、動物園が楽しくすてきな場所になります。

意外なところで、自分って古い人間だなあ、と私は気づかされました。新しいものが好きな若者だったはずの私も、古い考えを押し付けないように注意が必要な年齢になったようです。気をつけないと。


野口由美子

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