2018年7月25日水曜日

子どもと観たい映画、20年前も今も感動

夏休み。せっかくだから家族で遠出をしよう、と私たちも思っていたのですが、このタイミングで車が故障中。修理に時間がかかりそうなので(夏休みなので整備士さんもあまり稼働していないようで)、この夏休みは車なし生活になりそうです。

大人は、

「あーあ、参ったな。」

と思っていたのですが、子どもに聞くと、家族で公園に行って遊んで、みんなでアイスクリームを食べて、家で映画を観たりボードゲームをしたり、そんなことをしたいそうです。遠出はなくなりましたが、全部やろうと約束したら、

「最高の日だね!」

と喜んでいました。


家族で観る映画は子ども向け、でなく?


そんな事情で、久しぶりに家族で映画を観ることになりました。映画を観るとなると、いつもはドラえもんなど日本のアニメ一辺倒だったので、この日はママに選ばせてもらいました。

ジム・キャリー主演「トゥルーマン・ショー(The Truman Show )」



観たことありますか。1998年、ちょうど20年前に作られた映画です。当時大学生だった私も観た記憶がありますが、すっかりこんな映画があったことを忘れていました。

ある時、息子と一緒に本を読んでいて、

「自分が小さかった時、ある男性が生まれてからずっとカメラで日常生活を撮られ続けていているという映画を観たことがある。撮影された内容がそのまま世界中にテレビ放映されているのに、本人だけが知らないんだ。」

(Jeff Kinney "Diary of a Wimpy Kid: Double Down" の冒頭箇所、息子の曖昧な意訳。)

というくだりがありました。映画のタイトルは明記されていなかったものの、私はこれが「トゥルーマン・ショー」を指していることに気がづきました。子ども向けの映画だと思っていなかったけれど、児童書に出てくるくらいだから、10歳くらいの子が今観ても面白いかもしれない、と私は興味を持ったのです。


今こそ子どもと楽しめる作品


最初は、子どもにとって「本人だけが気がついていないけれど、生活の全て撮影されてテレビで放送されている」という映画の設定が理解しきれず、

「どうして?」

「これ本当にあったこと?」

質問攻めにあいましたが、中盤以降、主人公のトゥルーマンが逃げ出そうとする話になってからは息を飲んで観ていました(7歳の娘も!)。そして、最後に自分の決断で現実の世界へ足を踏み出すトゥルーマンのセリフ、

"Good morning! And in case I don't see ya, good afternoon, good evening and good night."

観終わった後も、息子はつぶやいていました。このセリフは何度か出てきますが、シーンによって意味が違い、心に残るものです。映画のメッセージを子どもと共有できたような気がしてうれしかったです。

最後のセリフの意味


当時学生だった私が親になった20年後の今、改めてこの映画のメッセージ、

「自分が選んだ道を自分自身で歩いていくからこそ、人生はすばらしいんだ」

ということを考えさせられました。

トゥルーマン・ショーの番組ディレクターであるクリストフは、主人公の親みたいな存在です。今観ると、彼の自分の子どもを見るかのような眼差しに釘付けになります。

彼は子どもに「良い人生」を与えようとします。テレビ番組の中にいれば、ドラマチックな人生が待っていて、ずっとスターでいられます。でも、現実世界は、平凡で苦労も多く、つまらない人生かもしれません。それでも構わない、と主人公は自分の意志で現実の世界で生きることを選びます。

私の子どもたちも親の気持ちなんか関係なく、自分の人生を歩んでほしい。20年前には思いもしなかったことですが、昔も今もこの作品には感動しました。


野口由美子

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