2018年5月25日金曜日

海外で、子どもの誕生日パーティーの極意

子どもの誕生日パーティー。子どもにとって自分が主役の一番うれしい日。住む国によっていろいろスタイルの違いがあるものの、やっぱり大切なイベントです。海外での子どもの誕生日パーティーは、計り知れない重要度があります。日本のように七五三や学校の入学式といった成長の節目となる行事があまりないので、余計に、ということかもしれませんね。

イギリスでもオランダでも、子どもの誕生日パーティーは盛大で、趣向を凝らしたものが多かったです。たとえば、

  • サッカー
  • バスケットボール
  • アーチェリー
  • トランポリン
  • アスレチック
  • ロック・クライミング
  • スポーツジム
  • ボート
  • インドア・プレイグラウンド
  • プール
  • ビーチ
  • ボーリング
  • レーザーゲーム
  • ダンス
  • 乗馬
  • チューリップ摘み
  • マジックショー
  • 料理教室
  • ゴッホ美術館

などなど(すぐ思い出せるものだけでもかなりバラエティに富んでいますね)。

いろいろな施設が子ども用のパーティープランを用意しているので、あらゆるパーティーを開くことができます。

年齢が小さいほど、パーティーに参加する人数も多いです。15人くらい友達を招待する子が多く、子どもが小さいと、さらに親も一緒にどうぞ、とワインなど用意されていることもあります。盛大です。


パーティーに招待されたときの作法



初めて子どもが誕生日パーティーに招待された時は、出欠の返事は? プレゼントは? と作法がわからず、ドキドキしました。

これまでの経験では、

  1. 招待状をもらったら、できるだけ早く返事する(実際には返事が遅い人もいるのですが、丁寧な人は早いです)
  2. 子ども同士、親同士で、パーティーの話はしない(呼ばれていない子が周りにいるかもしれないので。アメリカンスクールなどクラス全員を呼ぶ風習がある学校も多いそうです)
  3. (できれば)プレゼントのリクエストを聞く(もっと親しいと、招待された他の子の親にも声をかけてプレゼント代を集め、グループプレゼントを企画する、というのもあります)
  4. プレゼントの予算は15ユーロ前後から(上記のような場所でパーティを開くと、場所代だけでも1人あたり最低これくらいの予算がかかるのです)
  5. 子どもにカードを書かせる
  6. 当日指定された時間に、プレゼントとカードを持って子どもを連れて行く(時間厳守で来るのは大抵日本人ばかりですが)
プレゼント選びは悩ましいことが多いです。私立の学校は相場が上がってくるようで、選択肢もさらに広がるような気がします。でも、実際には人によってかなりばらつきがあるので、あげたいと思う物をプレゼントすればよい、ということなのだと思います。


誕生日が楽しみな子どもの影で、頭が痛い親


我が家はきょうだいの誕生日が同月なので、過去4年は毎年合同でパーティーを開いていました。日程確保が難しいという問題があり、苦肉の策だったのですが、子どもの年齢も上がってきて、そのようなやり方が難しくなってきたのも確かです。5回目の今年はついに別々に開くことにしました。2回分のバースデーパーティーの企画はなかなか頭が痛いというのが本音でした。

息子の場合

息子のパーティーには助け舟がありました。同じ誕生日の友達が一緒にパーティーを開こうと声を掛けてくれたのです。友達のお母さんと場所の下見をしたり、招待客リストを作ったり、一緒に準備しました。


友達のお母さんがケーキ、私が寿司担当。テーブルセッティングは施設にお任せ

場所はフリーランニングのジム。総勢18人、全員男子。ニンジャ・パーティーという趣向で(日本人には何が忍者だかよくわからないのですが)障害物競走のタイムを競うというアクティビティをやっていました。上手な子にはみんなから賞賛の嵐、うまくなくても頑張っている子には応援の声をかけ合いながら、本気で競い合っています。フリーランニングのインストラクター2人の若い男性が付いて大いに盛り上げてくれました。


ニンジャはこういうことをするらしいです


インストラクターの方は子どもの面倒見もよく、男子の憧れの的でした

施設を使ってのパーティーはいろいろやってもらえるので、事前準備も当日もやっぱり楽ですね。



娘の場合

それに対して、娘のパーティー。本当に仲の良い子だけを呼びたいと、娘が挙げた名前は5人。

去年まではもっとたくさんの友達を呼びたがっていたのに、友人関係が大きく変化していました。大勢で盛大なパーティーがやりたかったのではないか、とちょっと気になりましたが、少人数なら親もコントロールしやすいので、全部娘の希望を聞きながら一緒に準備することにしました。

  • 場所選び

「どこでパーティーやろうか。」

「外でやりたい。公園がいいな。」

今まで、天気が心配で(春は天気が不安定で、寒暖の差も激しく、曇りで雨が降ってその後ようやく晴れる、みたいな目まぐるしい天気になることが多いのです)外でのパーティーは、あえて避けていました。

「じゃあ、公園にみんなを呼んで一緒にボートに乗ったりしようか。」

親の私たちが大勢の子どもたちを仕切るのは大変ですが、今回は小さなパーティーなので、思い切って、夫と息子に仕切ってもらって(私は裏方なので除外です)公園で手作りのパーティーをすることにしました。

  • 食べ物の買い出し

スーパーに一緒に行って、

「なんでも好きな食べ物を選んでいいよ。」

という私の言葉に目を輝かせる娘。お菓子売り場に直行しました。
砂糖の入ったジュース。グミにチョコレート。いつもは私が渋るお菓子類が次々と買い物カゴに入っていきました。

  • パーティーバッグの用意

お菓子やおもちゃの入った小さなバッグはほぼ必ず、パーティーのゲストに配られるものです。中身は娘が何軒もお店を回って探しました。

「男の子たちはよくブロックで遊んでいるから、ブロックのおもちゃを入れる!」

「女の子にはブレスレット」

ひとりひとり違う色の好みに合わせて、ひとつひとつ選んでいきました。私ひとりで準備していたらこういうきめ細やかさはなかったです。

  • ケーキの準備

「スポンジケーキとバナナケーキにして!」

大きなデコレーションケーキを注文して用意する家庭もあれば、家でケーキを焼く家庭もあります。買ったケーキはとにかく甘すぎて、口に合わないので、毎回私が焼いています(日本に住んでいた時は家でケーキを焼くなんて考えられなかったものですが)。

「スポンジケーキはピカチュウの形にしてね。」

覚悟を決め、とことん娘に付き合うことにしました。

そして当日。晴天、気温20度。とても心地よい天気に恵まれました。招待した友達の家族もピクニックに来ていたので、きょうだいたちも飛び入り参加してもらい、パパと兄が中心となって盛り上げながら、1日楽しく過ごすことができました。


木々の中で虫探ししていたそうです
ペダルボート2台、湖を1周しました


娘と用意したお菓子を出すと、

「パラダイスだ!!」

と喜ぶ子どもたち。


リクエストのピカチュウケーキも


不健康なお菓子ばかり出してしまっていいものか、とちょっと後ろめたい気持ちもありましたが、今日は特別、ということにさせてもらいました。大掛かりなことは何もなかったのですが、子どもはこんなに喜ぶものか、と娘と一緒に準備してよかったと思いました(息子は、妹の友達にそれなりに気を使って遊んでいたらしく、ぐったりしていました)。


どうやって祝いたい? やはり気持ち次第


今まで見たパーティーで一番印象に残っているのは、こんなパーティーでした。

マネしたくなるバースデーパーティー

お金をかけた派手なパーティーが必ずしもいいわけではない。その時もそう思ったのですが、みんなそれぞれ、いろいろなやり方があっていいのだと思います。大きくても小さくても、派手でも地味でも、子どもの喜ぶ顔が見られるものですね。


野口由美子

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